日時:2017年7月5日(水)18時30分〜20時30分
場所:東京大学医科学研究所 2号館2階大講義室 http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/access/access/ http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/access/campus/ (キャンパスマップ10番の建物の2階です)
会費:¥1,000 (NPO健康医療開発機構会員、学生は無料)
定員:70名
講演タイトル:「医療のオープンイノベーション」〜医療の当たり前を見直そう〜
講師:白岡 亮平先生( 医療法人社団ナイズ理事長兼キャップスクリニック総院長)
参加ご希望の方は事務局sanka@tr-networks.orgまでご連絡下さい。
なお、特にお申し込み受付のご連絡はいたしませんが、会場の都合により定員に達し次第、申し込みを締め切ることがございますので、 その場合のみご連絡いたします。ご了承ください。
【プロフィール】
2004年慶應義塾大学医学部卒業 さいたま市立病院、慶應義塾大学病院などの勤務医を経て、2012年医療法人社団ナイズを設立。 その後、都内に5つのプライマリケアクリニックを開設。 2014年「セルフメディケーションプロバイダー」をビジョンとするメディカルフィットネスラボラトリー株式会社を設立し、 企業、個人向けにITを使ったヘルスケアサービスを開始。2016年ヤフー株式会社産業医に就任。 医療法人社団ナイズ理事長兼キャップスクリニック総院長、メディカルフィットネスラボラトリー株式会社代表取締役最高医療責任者、 日本小児科学会認定小児科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター、日本医師会認定スポーツ医、産業医、NASM-PES(米国スポーツトレーナー)
【講演概要】
1. 年中無休の新しいプライマリケアの形
医療法人社団ナイズが運営するキャップスクリニックは、朝から夜まで365日年中無休で開院する新しいプライマリケアクリニックです。 何故年中無休でクリニックを開院するのか、今までにない形を運営することで見えてきたこと、そして、 365日運営するために何が必要なのかを医療を提供する側、医療を受ける側、そして医療を支える経済的観点から、 現代の医療の問題点を踏まえながら、解説をしていきます。
2. クリニックの多拠点運営
日本のクリニックの多くは個人開業であるなか、医療法人社団ナイズでは、多拠点運営を行っています。 プライマリケアの多拠点運営におけるメリット、デメリット、そして、より一般企業に近いマネジメントを導入することで解決できたこと、 また、医療ならではの多拠点運営の難しさなを5年間積んできた、経験、運営ノウハウを踏まえてお話をしていきます。
3. ITを使った効率的な医療の実践
医療業界は、他業界と比べるとIT化が遅い分野であると言えます。しかし、ITを駆使することで、医療の問題の多くが解決できることがあります。 医療法人社団ナイズでは、独自の電子カルテ、問診システムを開発し、また、スタッフコミュニケーションなどにもさまざまなIT技術、 ITサービスを使っています。 それらの現場での事例を踏まえて、ITによって、何が解決され、この先何ができるのかをお話をしていきます。
4. 医療と他分野の融合
医療はどちらかというとクローズドな業界です。しかし、医療は、社会のシステムの一部であり、他分野と連携して行くことで、 地域の方々の健康を作り出すことが可能であると考えています。医療法人社団ナイズでは、運動、食、睡眠などの健康を形成する様々な分野と連携し、 医療という垣根を越えて、「予防」「教育」といった観点から、新しいしい健康形成の取り組みをしています。 医療法人の代表である白岡自身がメディカルフィットネスラボラトリー株式会社を設立し、医療法人だけではできないことにも取り組み初め、 運動と医療が融合した新しい形のフィットネスジムの運営、子どもの教育番組を作成する米国NPO法人セサミワークショップと提携し、 エンターテイメントと医療を癒合させた医療現場の教育拠点への転換、ヤフー株式会社と連携し働く人の健康をサポートし、 企業の健康経営を作り出すような取り組みも行っています。 このような新しい取り組みを紹介するとともに、今後の医療の可能性についてお話をしていきます。