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事務局ニュース【NO.2015-145】

【第28回健康医療ネットワークセミナー】

開催概要

日時:2015年10月2日(金)18時30分〜20時30分 

場所:東京大学医科学研究所 1号館 講堂

東京大学医科学研究所へのアクセスおよびキャンパス・マップは下記サイトをご参照ください。
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/access/access/
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/access/campus/
(キャンパスマップ9番の建物の正面入口を入って左側です。)

会費: ¥1,000 (NPO健康医療開発機構会員、学生は無料)

定員: 80名

講演タイトル: 急性から慢性の多彩な症状を呈し難病化するマイコプラズマ感染症への先端医療戦略

講師: 松田和洋氏(エムバイオテック株式会社 マイコプラズマ感染症研究センター代表取締役/センター長)

参加申し込みについて

参加ご希望の方は事務局sanka@tr-networks.orgまでご連絡下さい。
なお、特にお申し込み受付のご連絡はいたしませんが、会場の都合により定員に達し次第、申し込みを締め切ることがございますので、 その場合のみご連絡いたします。ご了承ください。

プログラム

【講演概要】

マイコプラズマ感染症は、全身の血管炎・神経炎を引き起こし、多彩な症状が出現するため、他の感染症や疾患との区別が難しい感染症です。 残念ながら、従来の診断法には限界があり、網羅的な疫学調査は困難でした。現在は、急性の肺炎の一部にしか対応できていません。 また、慢性感染症は遺伝子診断からは対応が困難です。

世界最先端技術によりマイコプラズマ脂質抗原抗体検査が可能になり、急性から慢性期における抗体変化の把握ができるようになってきています。 マイコプラズマ感染症を早期に発見し治療していくことで、免疫難病や早期認知症の予防や治療につながり、未病医療に必要なアプローチと考えます。 さらに、この技術は、ワクチンなどの創薬に繋がります。

マイコプラズマ感染症は、長引く咳や肺炎を起こすことが知られており、気管支炎の原因の第一位でもあります。 また、アルツハイマー病などの認知症、慢性疲労症候群/線維筋痛症、微小脳血管障害、自閉症、登校拒否、うつ病、湾岸戦争病、 ライム病、ALS (筋萎縮性側索硬化症・ルー・ゲーリッグ病 Lou Gehrig's disease )、膠原病や川崎病などの免疫難病などの多くの疾患との区別は、 症状からだけでは困難なことが少なからずあります。マイコプラズマ感染症が、医学分野のミッシングリンク missing-links をつなぐ可能性があります。 マイコプラズマ感染症についての予防医療・先端的医療は、医療経済的にも重要なテーマと考えています。

【プロフィール】

松田 和洋 エムバイオテック株式会社 マイコプラズマ感染症研究センター
代表取締役/センター長

【略歴】

1985年 山口大学医学部医学科卒業
1985年 山口大学医学部第三内科入局(血液・内分泌・糖尿病・膠原病)
1987年 山口大学医学部寄生体学教室、国立感染症研究所研究生
1993年 東京医科歯科大学医学部微生物学教室助手
1995年 Johns Hopkins 大学留学
1997年 米国国立衛生研究所(NIH)留学
1998年 国立がんセンター研究所 主任研究官
2005年 エムバイオテック株式会社設立
2008年 エムバイオテック株式会社 代表取締役/研究開発部長
2009年 独立行政法人産業技術総合研究所 タスクフォースプロジェクト代表研究者
「マイコプラズマ感染症ワクチンの技術開発」
2012年独立行政法人中小企業基盤整備機構 千葉大亥鼻イノベーションプラザに
エムバイオテック株式会社 マイコプラズマ感染症研究センター開設
2015年 日本マイコプラズマ学会学術賞(北本賞)受賞

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