日時:2015年1月28日(水)18時30分〜20時30分
場所:東京大学医科学研究所 2号館2階 大講義室
東京大学医科学研究所へのアクセスおよびキャンパス・マップは下記サイトをご参照ください。
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/access/access/
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/access/campus/ (地図の10番の建物です)
会費: ¥1,000 (NPO健康医療開発機構会員、学生は無料)
定員: 80名
講演タイトル: 手足に障害のある子どもたちの成長を支える 〜子どもから高齢者まで真の共生社会へ、技術後進国日本からの脱却〜
講師: 藤原清香氏(東京大学医学部附属病院リハビリテーション科 助教)
参加ご希望の方は事務局sanka@tr-networks.orgまでご連絡下さい。
なお、特にお申し込み受付のご連絡はいたしませんが、会場の都合により定員に達し次第、申し込みを締め切ることがございますので、
その場合のみご連絡いたします。ご了承ください。
【講演概要】
科学技術立国日本であるはずなのに、義肢の開発においてはその技術は世界の後進国である日本。筋電義手開発ではかつては最先端であったのがそうではなくなった歴史がある。
そして筋電義手に象徴される高額義肢や部品を海外製に頼る現状や、障害を持つ子どもと大人の義肢支給支援体制の差から、日本の上肢切断児への義肢はほとんど支給されてこなかった。
カナダの医療・支援体制と比較し、日本の手足に障害がある子どもたちが直面している現状を具体例を交えて紹介する。
今年批准された障害者権利条約、そしてきたる2020年東京オリンピック・パラリンピックを踏まえ、日本が直面する問題点や課題も紹介する。
【略歴】
2001年浜松医科大学医学部医学科卒業
2001年東京大学医学部整形外科・脊椎外科学教室入局
国立国際医療研究センター、国立障害者リハビリテーションセンター病院などに勤務
2006年〜2011年 東京大学大学院医学系研究科外科学博士課程修了 医学博士
大学院在学中、北京パラリンピックに日本選手団本部帯同ドクターとして参加
2011年 心身障害児総合医療療育センター勤務
2012年〜2013年 カナダ Holland Bloorview Kids Rehabilitation Hospital 小児義手・筋電義手の臨床留学
2014年1月より 東京大学医学部附属病院リハビリテーション部 助教