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事務局ニュース【NO.2010-082】

【第21回健康医療ネットワークセミナー】

開催概要

日時: 10月27日(水)   18時30分〜20時30分 

場所:東京大学医科学研究所 2号館2階大会議室

東京大学医科学研究所へのアクセスおよびキャンパス・マップは下記サイトをご参照ください。
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/access/access/
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/access/campus/ (地図の10番の建物です)
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/access/campus/campus_bld.html#section1

会費: ¥1,000 (NPO健康医療開発機構会員は無料)

定員: 50名

講演タイトル: 関係性をデザインする―関係論的システムデザインに向けて―

講師:  下原勝憲先生 同志社大学工学部情報システムデザイン学科 教授、健康医療開発機構 理事  

参加申し込みについて

参加ご希望の方は事務局sanka@tr-networks.orgまでご連絡下さい。
なお、特にお申し込み受付のご連絡はいたしませんが、会場の都合により定員に達し次第、申し込みを締め切ることがございますので、 その場合のみご連絡いたします。ご了承ください。

プログラム

【下原勝憲先生プロフィール】

1939年3月15日生、福岡県

1978年九州大学大学院工学研究科修士課程修了

NTTコミュニケーション科学基礎研究所研究部長,国際電気通信基礎技術研究所(ATR)人間情報科学研究所長,ATRネットワーク情報学研究所長を経て

2006年4月より同志社大学工学部情報システムデザイン学科 教授.博士(工学).研究分野は社会情報学,進化システムと人工生命,ゲノム情報学,ヒューマン・システム・インタラクションなど.

【講演概要】

「モノづくり」から「知識創造」型への産業構造の変革,深まる社会的孤立感や疎外感を象徴する「無縁社会」から心の豊かさや“つながり”を実感できる社会の実現,それらに対して情報通信技術や社会情報基盤の果たすべき役割は大きい。しかし人々の日常生活から社会・経済活動に至るまでがシステムに依存する現状を鑑みると,もはや技術主導型のシステムではその成就は難しい。社会システムを効果的に運用するためには人と人との“つながり”や人々・組織・社会の創造性や協調性など人間関係力を最大限引き出し,活用することが必要不可欠である。

ここで新たに提唱する関係論的システム科学とは,ヒト・モノ・コトが相互依存し,連携・連動して機能する実体としてシステムを捉える学問分野である。狙いとしては,ヒト・モノ・コトが相互依存し,連携・連動して機能する実体としてシステムを捉える関係論的な視点から,人間社会における関係論的なシステムの在り方を探究し,システムの創出のための方法論を確立して,心の豊かさや“つながり”を実感できる社会情報基盤の構築を目指したい。

本講演では,関係論的システムデザインに向けた関係性デザインの考え方や取り組みについて紹介する。ここで関係性とは,システムを構成する要素間において,お互いが影響を与え合う「相互作用」,時間・空間にわたる「つながり」,そしてそれらの蓄積と連鎖からなる「文脈」を含む概念とする.その上で,コミュニケーションやシステム的な現象や物事の背後にある,見えない関係性を発見し,活用すること,さらには関係性の新たな価値や意味を見いだすことが関係性のデザインである。

以上

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