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事務局ニュース【NO.2009-070】

第6回21世紀漢方フォーラム
「漢方・鍼灸を活用した日本型医療の実現に向けた具体的対応」

昨年の「事業仕分け」の作業において、漢方の健康保険給付が仕分けの対象となったのは記憶に新しいところです。幸い、これに反対する署名が3週間のうちに全国から約100万通も寄せられた結果、健康保険給付は継続されることとなりましたが、医療費抑制の観点から「漢方を健康保険給付対象からはずすべきではないか」といった議論は出ては消えているのが実情です。

こうした議論が起こるのは、わが国においては同じ医師が一つの医師免許で西洋医学・伝統医学双方を活用した診断・治療を行える医療制度となっているにも関わらず、漢方・鍼灸が現代医療の中で確固たる地位を築けていないことが一因と思われます。

平成21年度厚生労働科学研究費補助金特別研究『漢方・鍼灸を活用した日本型医療の創生のための調査研究』では、東西医学双方が協力し、互いの長所を活かした「新たな時代にふさわしい日本の医療」を作るべく精力的に検討し、先日『漢方・鍼灸を活用した日本型医療のための提言』を対外公表したところです。 http://kampo.tr-networks.org/sr2009/

今回の漢方フォーラムは、各界の見識者からご意見を頂戴しながら、この『提言』を踏まえた新たなアクションにつながる建設的な意見交換の場としていきたいと思います。

 
NPO健康医療開発機構
医療志民の会
慶應義塾大学医学部漢方医学センター
共催

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第6回21世紀漢方フォーラム
「漢方・鍼灸を活用した日本型医療の実現に向けた具体的対応」

日時: 2010年3月17日(水)18時〜20時
場所: 慶應義塾大学医学部・北里講堂
http://www.sc.keio.ac.jp/campus.html ←キャンパスマップNo. 32)

プログラム

第1部 「漢方を活用した医療」に関する検討・試算

<発表>慶應義塾大学医学部・学生チーム

1)インフルエンザ治療薬として漢方薬を積極的に利用した場合の医療費節減効果の試算

2)葉たばこ農家の転作により、生薬原料の国内生産を増やすための条件の検討

第2部 パネル・ディスカッション

『漢方・鍼灸を活用した日本型医療のための提言』を踏まえた今後の対応

<司会進行> 黒岩祐治(ジャーナリスト・国際医療福祉大学大学院教授)

<パネリスト>
足立信也 (厚生労働大臣政務官)(調整中)
鈴木 寛 (文部科学副大臣)
井元清哉 (東京大学医科学研究所)
木内文之 (慶應義塾大学薬学部)
渡辺賢治 (慶應義塾大学医学部)
バックレイ麻知子 (患者)

 <特別ゲスト> 
山根隆治(参議院議員)
梅村 聡(参議院議員)

参加ご希望の方は健康医療開発機構事務局(sanka@tr-networks.org)までご連絡下さい。定員になり次第申込を締め切りますので、ご参加いただけない場合には、事務局よりご連絡いたします。

なお、取材については予めお申し出のない場合にはお断りすることもございます。
参加手続きの上必ず事前にs-take@sc.itc.keio.ac.jp 竹中までお申し出ください。

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