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事務局ニュース【NO.2009-064】

第5回21世紀漢方フォーラム「漢方・鍼灸を活用した日本型医療を考える」

第5回21世紀漢方フォーラム「漢方・鍼灸を活用した日本型医療を考える」

日本は優れたものを沢山持っているのに、それを十分活用できておりません。また、日本の優れたものよりも、海外のものの方が優れているという文化を持っております。しかし自国の優れたものを活用することで、より効率の良い日本型の社会が生まれるのではないでしょうか。
漢方・鍼灸は中国から1500年前に伝来しわが国で発展した医学です。長年の間に蓄積された知恵がつまった伝統医学です。こうした伝統医学に対して世界が注目し始めたのは1990年代になってからですが、2014年に予定されている世界の保健統計の基盤となっている国際疾病分類(ICD)の次回改訂には、漢方・鍼灸を含む東アジア伝統医学が盛り込まれる計画が推進されています。ICDは1900年から正式に世界保健統計の基盤となっておりますが、こうした保健統計の中に伝統医学が盛り込まれる画期的な変化となります。
こうした世界で高まる伝統医学のニーズに対して、中国、韓国が国家戦略として伝統医学の基盤およびグローバル化を推進している中で、わが国だけは国家の支援もなく、後れを取っております。
今回のインフルエンザ騒動を取ってみても、漢方を専門とする医師の間では葛根湯、麻黄湯、大青竜湯などで相当程度対応できることが知られていながら、これが十分活用されていないのは非常に残念なことです。漢方・鍼灸の基盤整備が十分なされておらず、国民の健康に資することができない現状を打破し、今こそ漢方・鍼灸を活用した「日本型医療」を創生すべきと考えます。
  現在厚生労働科学研究費補助金・厚生労働科学特別研究事業で「漢方・鍼灸を活用した日本型医療創生のため調査研究」を申請中ですが、どうすれば漢方・鍼灸の基盤を確立して、国民の健康に資することが可能かを考えたいと思います。

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主催: 
NPO健康医療開発機構
医療志民の会
慶應義塾大学医学部漢方医学センター


第5回21世紀漢方フォーラム「漢方・鍼灸を活用した日本型医療創生」

日時: 2009年12月10日(木)18時〜20時

場所: 慶應義塾大学医学部北里講堂
http://www.sc.keio.ac.jp/campus.html
 ←キャンパスマップNo.32
http://www.med.keio.ac.jp/research/map/map.html

定員: 150名

参加無料

プログラム
1.挨拶
武藤徹一郎 (NPO健康医療開発機構理事長)
北島政樹  (国際医療福祉大学学長)
末松 誠  (慶應義塾大学医学部長)

2.議題
1.超高齢社会における西洋医学の限界(がん治療など)
2.漢方医学の有用性
3.日本型医療創生のために

3.参加者
<司会進行>
黒岩祐治(ジャーナリスト・国際医療福祉大学大学院教授)
<パネリスト>
鈴木 寛(民主党・漢方小委員会委員長、文部科学副大臣)
土屋了介(国立がんセンター中央病院・病院長)
三潴忠道(日本東洋医学会常務理事)
渡辺賢治(慶應義塾大学医学部漢方医学センター・センター長)
塚田信吾(伝統医療大学院大学教授)
竹本 治(がん患者)

<特別ゲスト> 
山根隆治(民主党・統合医療議連副会長・参議院議員)
梅村 聡(医師・参議院議員)

4.閉会の挨拶(まとめ)
足立信也(医師・厚生労働大臣政務官)

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参加ご希望の方は健康医療開発機構事務局(sanka@tr-networks.org)までご連絡下さい。
なお、定員になり次第申込を締め切りますので、ご参加いただけない場合には、事務局よりご連絡いたします。

以上

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