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事務局ニュース【NO.2009-049】

第3回21世紀漢方フォーラム「漢方の国際医療情報を考える」のご案内

漢方医学をめぐるホットなトピックを取り上げて行う21世紀漢方フォーラムですが、今回は3回目となります。第1回「生薬資源を考える」では、多くの反響をいただき、その後漢方生薬原料の国内栽培を推進する一つのきっかけとなりました。

第2回「総合医の漢方を考える」は、三プライマリ・ケア学会代表ならびに日本東洋医学会会長をお招きし、これからの医療社会に必要とされる総合医の教育に漢方医学をいかに盛り込むか、について皆で考えました。これも大きな反響を頂戴致しました。詳細は健康医療開発機構のHPをご覧ください。http://www.tr-networks.org/
今回は漢方医学の医療情報をめぐる国際情勢がめまぐるしく変化する中で、「漢方の国際医療情報を考える」を開催することにいたします。

東アジア伝統医学はもはやわが国だけのものに止まらず、世界から注目されております。そうした中で、中国、韓国は国策として伝統医学の海外進出を推進しておりますが、わが国ではまだ漢方医学の海外発信が十分になされているとはいえない状況にあります。

その一つの理由は漢方行政を取り仕切る、独立した国の機関が存在しないため、海外からの種々の要求に対応しきれていない、ということがあげられます。中国には専門機関に数十名の専従行政官がおり、韓国にも十数名の専従政府職員が存在します。

このような体制の中で、東アジア伝統医学の国際化が推進されており、種々の問題が生じてきております。

WHOでは国際疾病分類の改訂作業に東アジア伝統医学を入れることを検討しており、その一方で、国際化標準化機構(ISO)では、中医学のみの委員会を立ち上げようという提案がなされております。

今回はこうした国際的な動向を共有した上で、わが国伝統医学の国際化をどのように推進すべきかについて検討したいと思います。 ご多忙とは存じますが、万障お繰り合わせの上ご参加下さいますようご案内申し上げます。

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慶應義塾大学医学部漢方医学センター
健康医療開発機構
日中産学官交流機構
医療志民の会
共催

第3回21世紀漢方フォーラム「漢方の国際医療情報を考える」

日時: 2009年7月31日(金)午後6時〜8時半

場所: 慶應義塾大学医学部(信濃町)東校舎講堂
     (http://www.sc.keio.ac.jp/campus.html←キャンパスマップNo.24の建物2階です)

参加費: 無料

プログラム

挨拶 末松誠 (慶應義塾大学医学部長)

特別発言

パネルディスカッション

進行:渡辺賢治(慶應義塾大学医学部漢方医学センター・センター長)、宮野悟(東京大学医科学研究所教授)

※参加ご希望の方は健康医療開発機構事務局jimu@tr-networks.orgまでご連絡下さい。 

なお、特にお申し込み受付のご連絡はいたしませんが、会場の都合により定員に達し次第、申し込みを締め切ることがございますので、その場合のみご連絡いたします。ご了承ください。

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