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事務局ニュース【NO.2008-022】
第6回健康医療ネットワークセミナー開催報告
第6回健康医療ネットワークセミナーは6月17日(火)、トヨタ九段ビル会議室で開催されました。
国立がんセンター中央病院長、土屋了介先生が「これからの医療体制と医療従事者の育成」というタイトルで現在の医療体制の問題点とその解決策、
また今後の医療従事者の育成について熱く語られました。(pdf資料も併せてご覧下さい[
:212KB])
●これからの医療体制と医療従事者の育成
●医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟(超党派)(平成20年2月12日)問題
- 産科医療・小児医療の崩壊(お産難民)
- 救急車のたらい回し
- 外科手術の脆弱化(麻酔医不足、外科志望者の激減)
- 訴訟・訴追リスク増大による萎縮医療の蔓延
- 地域医療の崩壊
●解決策
- 地域医療体制の確立:2極化
・医療クラスター(巨大病院群): 人口100万に1クラスター
・かかりつけ医(総合診療医・家庭医): 住民1,000人に1診療所
- 医師教育制度
・40%の総合医・家庭医
・60%の専門医
・医学部卒業後5−6年間の医師卒後(職業)教育
- 医療協働者教育制度
・専門看護師の育成:麻酔、がん、緩和、専門医毎の専門看護師
・診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学士
・放射線物理士、医療秘書、医療事務
- かかりつけ医と検診
・予防活動と検診:メタボリックは予防、がんは検診が肝要
・病診連携
- 全医師加入の医師会
・自浄作用のある医師会
・信頼されるメディエータ・ADR制度
・医療政策の立案・提言

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