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健康とお金

健康医療開発には多額の資金が必要となるのが現状である。特に先端医療開発には億単位の莫大な資金が必要であるが、この分野への公的資金の投入は、その重要性は語られつつも、国の厳しい財政事情などを反映して低位にとどまっている。一方、ひとときの事業化・上場をターゲットとするバイオ・ベンチャーキャピタルの賑わいが、民間資金の活用に期待を抱かせたが、本質的にリスクを許容せず利回り重視の投資家に支えられた我が国のベンチャー・キャピタルや金融機関のプレゼンスは、リスクを抱えたまま長期に資金を寝かすことになる先端医療開発分野への安定的な資金供給者たり得ない実情が判明した。  

シーズの発掘という基礎研究の上流から、臨床研究・臨床試験、事業化・実用化という長く多岐にわたる先端医療開発プロセスに、十分な公的資金を確保し、あわせて民間資金を安定的に呼び込む方策はないのか?地域医療を含めた我々の健康医療の新たな取組みに必要な資金はどうやって確保していけばいいのか?折しも世界的な金融・経済破綻に至ったグローバル・マネー至上資本主義の再考が求められている今日、「お金の原点を問い直す」ことをキーワードに、志民、地域金融機関、自治体による新たな共同体性の構築と併せた「上手なお金の使い方」を具体的に模索する「健康医療とお金に関する検討会」を組成し、政策提言や具体的なアクションの展開につなげていく。

メンバー:
検討会座長 吉澤保幸理事
中井徳太郎理事, 土屋了介理事, 色平哲郎先生, 愛媛銀行, 政策投資銀行, 中園壽ニ氏
ステアリングコミティー・メンバー, 事務局メンバー ほか

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